第4回Excelピボットテーブル講座は1月21日（木）、11名の参加のもと、大みか拠点で開催しました。この講座で使用するテキストは、「すぐわかるExcelピボットテーブル」（（株）KADOKAWA、早坂清志、阿部香織著） を採用しています。今回は、前回に引き続き、ピボットテーブルの基本操作について勉強です。
講師と、その内容梗概は下記のとおりです。
- ◆Excel2013から追加された機能「タイムライン」で、表示されたバーで期間を指定することで、月や日単位の集
計を簡単に行うことができる。
◆ピボットテーブルの「行」や「列」には、配置したフィールドに含まれる項目（アイテム）がすべて並んで集計表に
表示される。フィルターで特定の項目だけを表示したり、「検索」ボックスで一部の文字に合致する項目だけを
集計したりすることができる。
◆「値フィルター」を使えば、ピボットテーブルの集計結果の数値の大きい順や小さい順で、指定した順位までの
項目を表示させることができる。
◆フィールド内のアイテムは、「グループ化」することで、1つのアイテムとして集計できる。
◆ピボットテーブルに表示されるアイテム（項目）は、各アイテムの数値や漢字（文字コード）の順に並ぶが、数値
の大きい順など、任意の順に並べることができる。
◆商品名など決まった順番に並べたい場合は、あらかじめ、その並び順を「ユーザー設定リスト」として登録して
おくことで、その順番に並べ替えられるようになる。
◆特定の順番に並び替えた場合でも、アイテムのセルをドラッグして順番を入れ替えることができる。
- ◆ピボットテーブルを作成すると、自動的に「スタイル」が適用され、「行見出し」などに色や太字、罫線などの書
式がまとめて設定される。これは、「ピボットテーブル」の「デザイン」タブの「ピボットテーブルスタイル」グルー
プから好きなスタイルを選ぶことができる。また、罫線も「スタイルのオプション」で設定することができる。
◆ピボットテーブルのレイアウトを変更するには、「レポートのレイアウト」を利用する。ここでは、「コンパクト形式
」、「アウトライン形式」、「表形式」の3種類が用意されている。
◆ピボットテーブルでは右端の列に「総計」列、下端の行に「総計」行が自動的に表示される。この「総計」の列・
行は自由に表示/非表示に切り替えることができる。「デザイン」タブの「総計」で行う。
◆「行」や「列」のエリアに複数のフィールドを配置している場合、上位に配置したフィールドの「小計」が表示され
る。この「小計」も自由に表示/非表示を切り替えることができる。「デザイン」タブの「小計」で行う。
◆「行」のエリアに複数のフィールドを配置している際に、上位に配置したフィールドのアイテムの区切りになる行
に「空白行」を入れることができる。「デザイン」タブの「空白行」で行う。
◆ピボットテーブルを印刷する際に用紙1枚に入りきらないと複数ページに分けて印刷される。この場合2枚目に
もピボットテーブルの項目名を表示されるようにすることができる。ピボットテーブル内を右クリックして、「ピボ
ットテーブルオプション」の「印刷」タブで、「印刷タイトルを設定する」にチェックマークを入れる。
◆複数ページに印刷した際に、行のエリアに複数のフィールドを配置していると、上位の項目の途中で改ページ
されてしまう。切りのいいところで改ページさせるには、途中で切らせたくない項目を右クリックして 、「フィール
ドの設定」→「レイアウト印刷」タブで「アイテムの後ろに改ページを入れる」にチェックマークを入れる。
- ◆ピボットテーブルの「レポートフィルター」エリアに配置したフィールドは、アイテム切り替えることで、対象の集
計表が表示される。集計表をすべて印刷する場合は、「分析」→「ピボットテーブル」→「レポートフィルターペー
ジの表示」で、すべての集計表を表示させ、まとめて印刷することができる。
◆「総計」などの自動的に挿入される項目名は、ほとんど書き換えることができる。クリックして書き換える。
◆ピボットテーブルの「行」や「列」のアイテム名は変更可能。
◆「値」エリアに配置した集計結果の数値は、3桁毎に「,」を入れたり、「○個」に表示形式を変えることができる。
◆「列」や「行」の各項目は、セルの書式設定で中央揃えに設定できるが、表形式のレイアウトでは「セル結合」
ができない。「セル結合」はオプション機能を使って行う。
◆初期設定の状態では、ピボットテーブルを更新した時に自動的に列幅が調整される。ただし、必要以上に列幅
が広くなる場合もあるので、不要ならばこの機能を、ピボットテーブルのオプションから無効にする。
◆空白セルに「0」を表示するには、「ピボットテーブルのオプション」で行う。
◆ピボットテーブル内の罫線は崩れやすい。新しい「ピボットテーブルスタイル」を作成して罫線を指定すれば、
崩れ難くなる。既存のスタイルを複製して、必要な箇所だけを変更すると良い。
第４章 データの絞り込みと並べ替え（ステップ39-45）………………後藤隆雄講師
第５章 ピボットテーブルの装飾（ステップ46-53）………………佐々木六漏講師
第５章 ピボットテーブルの装飾（ステップ54-62）………………安田出講師
文責 世話人 安田 出
第４回 Excelピボットテーブル講座に参加の皆さん