第5回続Photoshop Elements 13講座は1月15日（金）、大みかクラブ内の大みか拠点で、17名の参加のもとで開催しました。教本として「Photoshop Elements 13写真の管理・補正・RAW現像の教科書」を使用しております。第5回の内容は前会に引き続き「特殊な加工テクニック」と、「RAW現像」についてです。

第３部　写真の補正と加工

Chapter05 ケーススタディ 写真の加工テクニック（レッスン33-36）……後藤隆雄講師

★特定の色を他の色に置き換えるには「色の置き換え」ダイアログボックスを利用する。指定した色のみを置き換えるため、
　 写真の印象を変えることができる。
★Photoshop Elements 13には、さまざまなシーンで写真を楽しく活用できるような機能が準備されている。まずは、写真
　 からジクゾーパズル風の作品を作成する。「ガイドモード」から「楽しい編集」で「パズル効果」を選択する。
★同じく「楽しい編集」で、たとえば、子供の手足を写真からはみ出させる写真を作ることができる。「ガイドモード」の「楽し
　 い編集」の「枠からはみださせる効果」を紹介する。
★Photoshop Elements 13には、Facebookのカバー写真を簡単に作成できる機能が用意されている。複数の写真を利用
　 してカバー写真を作成したり、1枚の写真をカバー写真とプロフィール写真に分割したりすることができる。

第４部　RAW現像

Chapter01 RAW現像とは（レッスン01-02）……………………………安田出講師

★RAWファイルはデジタルカメラが書き出した生データで、後から色や明るさを決めることができ、劣化なく写真の補正・加
　 工することができる。
★RAWファイルは光情報をデータ化したもので、画像化されていないので、画像化するには現像ソフトが必要となる。また
　 、 RAWファイルはカメラメーカーによって規格と拡張子が異なっている。Photoshop Elements 13には多くのファイル形
　 式に対応している。
★RAWファイルは、情報量が間引きされず高画質であること、補正しても画質が劣化しないこと、情報量が多いため緻密な
　 補正ができるなどのメリットがある。
★RAWファイルでできることは、明るさの補正、色の補正、構図の補正、画質の微調整など。
★Photoshop ElementsにはRAWファイルの現像処理を行う「Camera Raw」というツールを備えており、これを使って現像
　 処理をおこなう。
★「Camera Raw」を使ってRAWファイルの開け方、ビット数の変更、補正の保存、初期化など基本操作の学習。

Chapter02 RAWファイルを現像しよう（レッスン03-08）…………………佐々木正祥講師

★RAWファイルでは、色や明るさが確定していない状態で保存されている。そのため、後からホワイトバランスや彩度など
　 調節して色を補正することができる。
★ホワイトバランスを調節する方法として、１）「ホワイトバランス」ツールを用いて、本来の色の白、黒、またはグレーの部
　 分をクリックする方法、2）ホワイトバランスのプリセットを使って、自動・昼光・曇天・日陰・タングステン-白熱灯・蛍光灯・フ
　 ラッシュの7種類から選択して行う方法がある。
★RAWファイルでは、写真の情報量が多いことから、明るさを調節することで白とびや黒つぶれ部分を再現できる場合があ
　 る。明るさを補正して写真をイメージに近づけるには、「露光量」による明るさの調節を行う。「基本補正」タブにある「露光
　 量」スライダーで調節する。また、「自動補正」を使ってもよい。
★RAWファイルには、ハイライトやシャドウ部分のデータも保持しているため、明るさを調節して白とびや黒つぶれ部分の
　 詳細を再現できる場合がある。具体的には、「基本補正」タブの「ハイライト」スライダーや「シャドウ」スライダーでそれぞ
　 れの色部分の明るさを調節する。また、被写体がなんとなくぼんやりしている場合は、「基本補正」タブの「コントラスト」ス
　 ライダーで調節する。
★RAWファイルでは、撮影時の情報が間引かれることなく保存されているので、ノイズ軽減やシャープなど、細部への補正
　 を効果的に行うことができる。具体的には、「ディテール」タブの「シャープ」グループの「適用量」、「半径」、「ディテール」
　 スライダーで調節を行う。「ズーム」ツールで拡大して効果を確認した方が良い。また、「マスク」で適用する範囲を指定す
　 る。マスクレベルを50程度にしておくと、空のように変化の少ない領域にはシャープ効果は適用されない。
★被写体が複雑な形の場合、明瞭度を調節すると細部まではっきり見えるようになる。明瞭度で輪郭のコントラストを調整
　 することで細部に精細感を与えることができる。具体的には、「基本補正」タブにある「明瞭度」スライダーを使って行う。
★写真を切り抜いて構図を補正するにはツールバーにある「切り抜き」ツールを使い、ドラッグも行ってEnterキーを押して
　 確定する。また。ハイライトやシャドウ部分を確認するには、「ハイライトクリッピング警告」、「シャドウクリッピング警告」ボ
　 タンをクリックして確認することができる。

第5回続PSE13講座に参加の皆さん

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