６月のパソコン基礎講座は、６月1４日（火）、２1名の参加のもとで、大みかクラブ内の大みか拠点で開催しました。パソコン基礎講座は最初に「パソコン何でも相談」を実施しておりますが、事前にメールで提出して頂いた質問事項の回答を行いました。今回のテーマは、「Windows10攻略ガイド」（日経パソコン2016.１.1１）、および、「Windows10最終乗り換えガイド」（日経パソコン2016.6.13）について安田講師が解説しました。

講座内容の概要は下記のとおりです。

１．何でも相談

（１）Windows10にアップグレードしたが、Windows Live メールのアドレス帳が表示されない。またその編集方法を知りたい。

Windows Live メール2012はWindows10に対応しておらず、MicrosoftではWindows10メールの使用を推奨している。しかし、Windows Live メール2012は何の問題もない。Windows Live メールを使用する場合は、改めてWindows Live メール2012をダウンロードし、インストールする方法もある。当然ながらサインインする必要がある。下記のURLを参照ください。
http://windows.microsoft.com/ja-jp/windows/essentials
Windows10メールはタブレット用であり、PC用には向かないが、設定は下記を参照ください。

http://fctv.mitene.jp/mailsetting/windows10_pop.html

（２）Widows7やWindows8/8.1のまま使用したい場合の対処法や、間違ってアップグレードした場合、元のOSに戻す方法を説明
　　 した。資料参照のこと

２．Windows10攻略ガイド

（１）Windows7流儀で使いやすくする

ⅰ）Windows10のエクスプローラーは、最初に開くのは「クイックアクセス」、Windows7と同じにするなら、「エクスプローラー」
　　 →「表示」→「オプション」で「エクスプローラーで開く」項目を「PC」に変更すればよい。
ⅱ）スタートメニューは右側にタイル表示されるが、使わないのであれば最小の表示にすればよく、Windowsロゴのスタートボ
　　タンを右クリックすると「コントロールパネル」など管理系のツールが表示される。
ⅲ）タスクバー領域を広く使うには、タスクバーの何もないところか検索ボックス内をクリックし、「プロパティ」→「cortana」か
　　ら「cortanaアイコンを表示」を選択すればよい。使いたいときはアイコンをクリックすれば広がる。また、タスクバーへの「ピ
　　ン止め」はスタートメニューの一覧やタイルを右クリックして設定することができる。
ⅳ）「壁紙」の設定はデスクトップ上で右クリックし、「個人設定」から「設定」→「テーマの設定」で選択することができる。
ⅴ）Windows10では「Edge」が標準ブラウザになっているが、これをIEに変更するには、「設定」→「システム」→「既定のアプ
　　リ」を開き、IEとすれば良いが、タイルあるいはアプリの一覧から「タスクバー」に設定してもよい。また、ブラウザを閲覧中
　　に変更するには、ブラウザの「設定」で「IEを開く」を選択すれば良い。さらに、 IEの「お気に入り」は「Edge」の「詳細」メニ
　　ューから「設定」→「お気に入りの設定の表示」を選択して、IEからの「インポート」を実行すればよい。
ⅵ）Windows10の新機能「仮想デスクトップ」は、複数のデスクトップに切り替えて使い分けるもので、その方法は、「タスクバ
　　ー」にある「タスクビュー」をクリックすると、開いているすべてのウインドウがサムネールで表示される。そして、右下の表示
　　される「新しいデスクトップ」をクリックし、サムネールを新しいデスクトップにドラッグして表示させることができる。
ⅶ）タスクバーの右側にある「アクションセンター」は、システム関連だけでなく、各種アプリからの通知を纏めて表示する。「設
　　定」→「システム」→「通知とアクション」で設定できる。
ⅷ）「OneDrive」はMicrosoftが提供するオンラインストレージで、Windows10では標準機能となった。通知領域のアイコンを
　　右クリックすることで、設定や同期させるフォルダーを設定することができる。
ⅸ）通知領域のカスタマイズは、「設定」→「システム」→「通知とアクション」で行うことができる。

（２）標準アプリをフリーソフトに置き換える

ⅰ）Windows10では「ユニバーサルWindowsアプリ」が標準となっており、スマホと連携しなければフリーソフトを使えばよい。
ⅱ）Windows10の規定のブラウザは「Edge」、これはIEにない「Webノート」という新機能があるが、それ以外はユニークなもの
　　はない。IEに規定を変更してもよく、「拡張機能」のある「Chrome」や「firefox」を推奨する。
ⅲ）Window10の標準のメールアプリはタッチ操作のスマホでは使い易いが、パソコンでは使い難い。メールソフトの代替えと
　　して「Outlook2016」、「Thnderbird」が有力である。
ⅳ）Windows10に付属する音楽プレーヤーは「Grooｖeミュージック」、これはWindowsストアーの配信サービスに対応してい
　　 るが、使い慣れた「iTunes」や「foobar2000」をインストールしてもよい。
ⅴ）Windows10では標準アプリでDVDの再生ができない（MPEG-2のコーデックがない）。MPEG-2のコーデックを備えたフリ
　　ーソフトの「VLCメディアプレーヤー」が有力である。
ⅵ）他の便利なツールとして、Windows10の標準の「フォト」が使い難い場合は、「XnView」が便利、日本語入力ソフト「IME」
　　に不満があるなら「Google日本語入力」を、ファイルの圧縮と解凍では「7-Zip」がお勧めである。

（３）タッチ操作のタブレットとして使いこなす

ⅰ）Windows10では「タブレットモード」でタッチ操作向きの画面に切り替えができる。
ⅱ）windows8/8.1と同様に画面を分割して2つのアプリを同時に表示することができる。

（４）ほかのパソコンやスマホを連携させる

ⅰ）Windows10のサインインにMicrosoftのアカウントを使えば、MicrosoftのWebサービスそのまま利用できる。
ⅱ）複数のWindows10パソコンを併用するなら、Microsoftのアカウントでサインインすれば、「OneDive」を介して保存してあ
　　るファイルだけでなく、様々な設定も同期できる。

３．Windows10最終乗り換えガイド

（１）無料のアップグレードは7月29日まで、古い（3年以上前）Windows7はアップグレードせず、新規にWindows10搭載のパソコ
　　 ンを購入した方がよいが、そ例外のパソコンはアップグレードした方が良い。
（２）上記の期限を過ぎると有料となるが、無料期間中にアップグレードしておけば、元のWindowsに戻したとしても、今後の再アッ
　　 プグレードは無料となる。
（３）Windows10の「Windows Defender」や「Windowsファイアウォール」が強化されており、市販のウイルス対策ソフトを追加しな
　　 くても、基本的な対策なら十分揃っている。
（４）アップグレードした直後は、「デバイスマネージャー」で周辺機器の動作を確認したり、「システム」の「アプリと機能」で利用で
　　 きないソフトを確認し、対策することが必要である。

世話人・文責：安田 出

６月1４日のPC基礎講座に参加の皆さん

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