5月15日「野鳥・自然観察グループ」月例探鳥会は、北茨城市の大北川河口周辺で実施した。参加者は21名、探鳥成果は29種であった。
集合場所の大北川と花園川合流点近くのスーパーの駐車場からスタート。川岸に出ると、さっそく葭原からオオヨシキリの大合唱に迎えられたが、例年みられる葦の先端や木々の枝先には姿が見られず、しばらく川沿いを探索し、ようやく真っ赤な大口を開けてさえずる様子が見られた。
川沿いの草むらにはキジがゆっくりと歩み、しばらく進むと、小魚を狙う待望のササゴイが現れ、ゆっくり観察。対岸に渡り飛び回るツバメやモズを見ながら下流へ進み、国道を渡り海岸へ出たが、波打ち際には津波対策でテトラポッドが積み上げられ、砂浜がほとんど消え、以前と全く様子が変わっていた。
スタート地点に戻ると、川沿いの砂州にタカブシギがゆっくりと休み、そのそばをコチドリがえさをついばんでいた。川の中には産卵間近と思われるパンパンに張ったお腹のコイが見られた。
次回は、6月19日、城里町御前山周辺で開催しますので、多数の皆さんの参加をお待ちします。なお、支部便りでは開催時間を9:00としていますが、サンコウチョウやオオルリの夏鳥を観察するため、7:00集合となります。
