｢野鳥・自然観察グループ｣月例探鳥会は、10月28日 9:00～ 日立市赤羽緑地・久慈川河口周辺で実施した。参加者は9名、探鳥成果は27種であった。
久しぶりの快晴の下で 赤羽緑地公園を経て久慈川北岸を巡った。通常は久慈川の河川敷に降りて観察を行っているが、過日の大雨で河川敷の至るところに、水たまりや流木などのごみが散見されされ、さらには避難したボートも放置されていたため、今回は河川敷には降りないで川岸にて観察した。また、川の流れの中にあった中洲の状況も大きく変化していた。
集合場所の赤羽緑地駐車場では、ジョウビタキのつがいの訪問を受け、さらにヒヨドリの群れの飛翔やモズの高鳴きが聴こえた。上空ではトビが数羽旋回し、カラスの群れも木から木へ飛び回っていた。低地にある池ではコガモが観察されたが、池全体に葦が大きく成長しており、池の中にいるであろう他の水鳥は観察できなかった。公園北側の林の中では、コゲラ、アカゲラ、シジュウカラなどが観察され、ウグイスの鳴き声も聴こえた。初秋を告げる山野草や昆虫類にも注目できた。
その後、久慈川河口へ移動した。新しく生まれた中洲には、数種類のカモ類がウミネコと共に、集団で群れて羽を休めており、川面には、バンやカワウなどが観察できた。しかし、消失した中洲が多く、観察できた水鳥は非常に少ないと感じた。
今回は時間の都合上、貝塚公園における観察は割愛した。
来月は11月18日(月)9時から、高萩市の小山ダム周辺で探鳥会を開催します。多数のご参加をお待ちしております。
