写真五七五 11月例会
2019年11月1日 （参加者15名）
水戸市「逆川緑地公園」で吟行会……取り纏め 薄 浩八さん
- 今回は水戸市千波町の逆川緑地公園を巡るコースで吟行会を行いました。
水戸駅南口に集合したあと、駅南通りを千波湖方面に徒歩で10分ほどで、桜川との合流点に着く。左手の逆川沿いに進むとほどなく、緑地公園の入り口のふれあい橋がある。逆川緑地は逆川沿いの周辺の斜面樹林に蓄えられた豊かな湧水によって息づく自然をそのまま生かした公園です。笠原水道などの史跡や自然観察路が整備されていて、「いばらきヘルスロード」にも指定されており、ゆっくり1時間ほどで一周できる。休日には多くの家族連れ等で賑わい、市民の憩いの場となっている。
ふれあい橋を渡って川沿いに上流をめざして、整備された遊歩道を進む。途中にあるピクニック広場では保育園児たちの賑やかな列に出会い、色づいた柿やコスモスが咲き競い、園内の薄紅葉もいい。更に湿性植物観察エリアから歴史広場に進むと、笠原水道の復元模型や岩樋が展示されている。笠原水道は２代藩主水戸光圀公が水戸下町の給水難を解消するために作ったものである。近くには水源を守護する笠原不動尊や水戸神社もある。また、光圀公が曲水の宴を催した「漱石所」の跡が残っている。更に進むと、ホタルの再生地のわんぱく池、昆虫や野鳥を観察できる広場もある。往路は全員一緒に散策し、復路は自由散策とした。それぞれ写真を撮ったり、休憩コーナーで句帳と鉛筆で頭をひねったりする姿が見られました。
出発地点のふれあい橋に全員が戻って、吟行句会の場所、近くの食堂「成美」に向かった。着いてまずは昼食を取りながら懇親。その後は各自が作句、推敲を重ねて1句を投句した後、作品一覧から2句を選句しました。集計結果を発表した後、それぞれの作品について合評を行いました。最多選句には、薄浩八さんと岡本寛さんの二人の句が同点で選ばれました。
世話人代表 細江 徹 作成 長谷川孝
[ 吟行会作品紹介 ]
薄 浩八
岡本 寛
井出英雄
細江 徹
湯浅和博
志田統一
長谷川孝
近藤哲啓
後藤伸穂
河島弘明
今井信一
高橋秀信
飯田 宏
岸 敦夫
