1月写真五七五例会

第１部　題詠会　まとめ　水野　貞男

　　　今回の題詠会では、「雪の駅構内に留置されている機関車」を課題としました。
　　　冬の北国の風景かと思いきや、よく見ると水戸駅である。雪の水戸駅は珍しく、年に数えるほどしか見られない。たまたま雪に見舞われ
　　　た駅の待機線路に古い電気機関車が１台だけぽつ然と停車している。鉄旅ファンには垂涎の寝台特急「カシオペア」などを牽引して
　　　きたが、数年前に廃止になった後は貨車の牽引を専業としている。車体の横の「ＥＦ８１－８０」の型式・機番号の下には「日立」
　　　と製造者名が見える。
　　　昔の華やかだった運行の姿を讃えたり、現状の寂しい風情を詠ったり、線路上に淡雪が残る駅の風景や鉄道旅への様々な思いなど
　　　、多彩な視点から詠み込んだ16作品が寄せられました。　　　

　　　作者名を伏せた作品リストから１人２句を選び、各人が選句した句について選評を行った後、合評を行いました。
　　　集計の結果、高得点句に選ばれたのは次の作品でした。
　　　　　　　　・最高得点句…雪催(もよ)い夢の旅路やカシオペア　　　　（薄浩八）　
　　　　　　　　・次得点句……始発車の星は光りて六花(むつのはな)　　（細江徹）
　　　

第２部　作品紹介・合評

　　　今回は大みか拠点（大みかクラブ）の改修に伴い、市内「泉山クラブ」にて開催しました。時間の制約から、各自１句のみの出品と
　　　しました。クリスマス・イルミネーションや年越し準備などの風物や、初日の出などの新年の風景や心情を詠んだ作品が寄せられました。
　　　今月も出席16名、投句者は17名の盛会で、引き続いて全員参加で「新年会」を行い。懇親を深めました。
　　