写真五七五 2021年６月例会
2021年６月４日 （参加者1２名）
第１部 題詠会 まとめ 今井 信一 さん
- 今回の題詠会課題は、薄く霞む空の下、遠くの秩父連邦に重なる都心のビル群を背景に、神宮外苑のみどリの中に佇む国立競
技場。1年延期された東京五輪の開会式まで50日を切った微妙な今の時期、この難しい課題をどう詠むかが大きなテーマとなった
今回の題詠会でした。
集まった句は、薄霞の杜～競技場の風景の初夏の装いを詠んだ句や、霞む風景に重ねての五輪開催への夢、期待と不安、五輪
に重ねての平和やワクチン効果への願いなど、感性に富む多様多彩な14句。
詠者名を伏せたこれらの句の作品リストから１人２句を選び、各人が選句した句について選評や自句の作句意図の紹介後、合
評を行いました。選句の結果、高得点句に選ばれたのは次の作品でした。
最高得点句 ・ 神宮の森はまぼろし夏霞 （高橋 秀信）
次点句 ・ コロナ禍や五輪の夢は猶おぼろ (飯田 宏） ・五月晴れ心は闇のスタジアム （今井 信一)
第２部 作品紹介・合評
- 6月例会には、過去最多となる18人からの43句の投句があり、12人が出席しての開催となりました。
この季節ならではの爽やかな五月～梅雨入り風景や咲き溢れる花々、収まらないコロナ禍中の日常に加え、ソーラーパネル、月食
などを詠んだ多彩な句への句評や感想が交わさ、賑やかな楽しい例会となりました。
世話人代表 細江 徹 作成 後藤 伸穂
題詠会 課題写真と題詠句
課題写真
題詠句
例会 代表作品
河島 弘明
高橋 秀信
井出 英雄
飯田 宏
新野 毅
大井 義信
廣木 平
近藤 哲啓
山極 時生
長谷川 孝
細江 徹
今井 信一
岡本 寛
岸 敦夫
湯浅 和博
後藤 伸穂
薄 浩八
志田 統一