専門講座として「Googleツール講座」を1月から開設しました。この講座に応募された人数は15名です。この講座の第1回は、1月27日（木）の9:30～15:00、13名の参加で、大みか拠点で開催しました。今回は初回であることから参加者のご挨拶、Googleツールの「Google Keep」、「Gメール」、「Googleのオフィスアプリ」の解説しました。テキストは、日経パソコンのアドバンスド講座として連載された「仕事に役立つGoogleツール」と致しました。本講座の講師は安田出世話人が担当しました。

講座の内容梗概は下記のとおりです。

仕事に役立つGoogleツール

第1回　無料アプリで個人のDXを応援

• ◆今回はとりわけ中高年のDX（デジタルトランスフォーメーション）に焦点を当てる。無料で使えるGoogleツールは仕事や日々の用事を快適にこなすツールであり、各種ボランティアや町内会で便利に使える。
• ◆基本的にはすべてのデータはクラウド上に保存されるので、同じアカウントでログインすれば、デバイスを問わずいつでも同じファイルを利用することができる。
• ◆まず、ノートメモアプリである「Google Keep」を紹介する。これは、Webブラウザから「Keep」検索するか、Googleの検索ペ-ジの上方にあるメニューを開いて「Keep」をクリックすると起動する。基本的にはインストール不要で、Webブラウザ上で利用する。
• ◆使い方は簡単で、単に文字を入力するだけで文字の装飾はない。メモが増えた場合は、メモ背景色を変えたり、表示をタイル表示や一覧表示に切り変えることができる。
• ◆スマホにはアプリをインストールする。パソコンと同じアカウントでログインすればファイルも自動で同期する。どんなデバイスでも快適に使えるようにレイアウトが考えられているのは素晴らしい。Keepメモには枚数や総容量の制限はない。
• ◆スマホの文字入力は、もちろん手書きもできるが、音声入力がよい。
• ◆パソコンではWebブラウザのChromeの拡張機能、「Google Keep Chrome拡張機能」を入れると便利。クリックするだけでWebブラウザの内容を記録（クリッピング）することができる。
• ◆本気で仕事に使いたいのなら有料の「Google Workspace」を検討すべきである。

第2回　仕事にプライベートにGメールを活用する

• ◆プロバイダーメールはサーバーからダウンロードしたメールはパソコンで保存すのに対して、Gメールはメールデータを丸ごとクラウドの保存する。メールアカウントの設定自体もクラウドに保存する。同じアカウントでGメールアプリにログインすれば、どのメディアからでもメールやり取りができる。
• ◆Googleアカウントは、たとえば、仕事用とプライベート用のように、複数のアカウントを設定することができる。アカウントの切り替えれば、メールアドレスの送受信も簡単に切り替えて利用できる。また、GmailのWebアプリでは、Gmail以外のメールの送受信もできる 。
• ◆すなわち、Gmailを起動し右上の歯車マーク→「すべての設定を表示」→「カウントとインポート」タブで、「メ ールアカウントの追加」→「他のアカウントのメールを確認」でGmail以外のメールを設定すればよい。Gmailで一括管理ができ便利である。
• ◆GmailはスパムやSNSなどのメールは自動的に仕分けしてくれる。また、振り分けは検査ボックス→「検索オプション」で検索の文字を入力すると表示される、「フィルターの作成」ボタンをクリックして、「ラベルを付ける、ラベルの選択」をクリックして、ラベルを選択すればよい。
• ◆GmailのWebアプリには、右側のサイドパネルに各種アプリのアイコンが並んでいる。「+」でアプリを追加することもできる。これを使うとメールの送受信画面に加えて、各種のアプリを併用することができる。
• ◆Gmailでは送信時間を指定できる（「送信」ボタンの▼」。メールを終了していてもパソコンの電源を落としていて有効である
• ◆「Google Mail Checker」という拡張機能を追加すると、アイコンをクリックするだけで即座にGmailを起動でき、メールの未読が分かる。
• ◆スマホでもGmailアプリをインストールし、同じアカウントを使えばパソコンと同様に使える。

第3回　Googleのオフイスアプリを使いこなす

• ◆GoogleはOfficeを提供している。「ドキュメント」「スプレットシート」「スライド」など、「Word」「Excel」「PowerPoint」に該当する アプリが揃っている。機能はMicrosoftのOfficeには遠く及ばないが、インストールする必要もなく、完全無料で活用できる。また、ファイルを共有することができ、共同編集も可能である。
• ◆活用するには、まず、サイトからGoogleドライブをインストールする。するとエクスプローラーにGoogleドライブのフォルダーが表示され、アップロードしたい資料はこのフォルダにドラッグ＆ドロップすれば、自動的にWebストレージに同期される。マイクロソフトのOneDriveと同じ機能である。
• ◆「ドキュメント」「スプレットシート」「スライド」など使用するには、Googleドライブを起動し、「+新規」をクリックすると、これらのアプリが表示され、使用したいアプリを選択すればよい。
• ◆Webストレージに保存してあるファイルをクリックして開き、編集できる。ファイルを右クリックして「オフラインで使用…」をクリックして、オフラインでの使用も可能である。
• ◆作成済みのExcelをスプレットシートで見ることができるが、作成済みのExcelのコピーをGoogle Driveにアップして、スプレットシートととして見ることができ、編集も可能である。
• ◆スプレットシートなどの文書は、右上の表示される「共有」ボタンをクリックして、リンクを関係者に知らせることができる。また、2人同時に編集の時はユーザーマークが2つになり、マウスも2つ表示される。
• ◆スプレットシートのコメントしたいセルを右クリックして「コメント」を選択から、コメントをすることができる。また、共同作業中に意図しない変更があった時は、「ファイル」→「変更履歴」から元に戻すことも可能である。

世話人・文責：安田 出

第1回HTML講座（Ⅲ）の参加者

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