2月PC基礎講座

２．Windows11アップグレード指南

◆「設定」アプリ→「更新とセキュルティ」→「Windows　Update」画面で「このPCでWindows11を実行できます」の表示があれば、「ダウンロードしてインストール」ボタンをクリックして、即アップグレードを実行することできる。アップグレードせずWindows10のまま使い続けてもよい。アップグレードにはCドライブに20GBの空き容量が必要、数十分～1時間程のかかる
◆「設定」アプリ→「更新とセキュルティ」→「Windows　Update」画面で「このPCは、現在Windows11のすべてのシステム要件を満たしていません」の表示の場合は、Windows11へのアップグレード対象外なので、Windows10で使い続けることになる。ただ、「PCの正常性チェックを受ける」ボタンを押してPCの正常性チェックを調べることができる。
◆Windows11のシステム要件は細かく設定されており、特にCPUの種類やセキュリティに関する条件が厳しくなっている。「 PC正常性チェック」アプリは、上記のほかに、Windows11の公式サイトから入手できる。システム要件が満たされていない場合はその理由も明記される。
◆これでWindows11が問題なく使えることを確約している訳ではない。「パソコン本体」「周辺機器」「アプリ」のメーカーのWebサイトなどで対応を状況をチェックしておく必要がある。Windows付属のドライバーで動作するUSBメモリーや外付け HDDは問題ないが、プリンターなどメーカー製のドライバーやソフトを使っている周辺機器は事前にチェック要である。
◆事前のバックアップでアップグレードに備える必要があるが、ここで省略する。
◆「インストールアシスト」で直ぐアップグレードも可能。
◆アップグレード後は「設定」アプリ→「Windows Update」の画面でWindowsの更新を行うこと。Windowsの付属アプリも更新しておく。「Microsoft Store」を開き「ライブラリー」画面で確認と実行ができる。常用された「ウィジェット」や「チャット」を開き、それぞれの機能を確認し、必要に応じて設定を行う。
◆10日以内なら「回復オプション」の「復元」でWindows10に戻すことができる。すなわち、「設定」画面の左側の「システム」を選び、「回復」を選択する。「回復オプション」の「回復」ボタンが有効ならWindows10に戻すことができる。Windows10に戻す理由を問う画面になるがどれかを選択しないと次の画面に進めない。次に「Windows10に復元する」ボタンを押せばよい

３．Windows10のアップグレードの実演

◆新規に購入したWindows10搭載のパソコン（ PC32、Mouse DT11-G-1660Ti）を使ってアップグレードの実演を行った。
◆アップグレードの所要時間は、ダウンロード時間を含めて、約50分であった。

４．これから始めるWindows11

（1）開始から終了までの基本確認。

◆Wiondows11搭載のパソコンを入手し、初期設定後ロック画面が表示され、その後、サインイン方法はWindows10と同じ。
◆サインインするとデスクトップ画面される。ここには実行中のアプリやゴミ箱と下段にはタスクバーが表示される。
◆タスクバーの中央にはアプリを呼び出すや切り替えを行うボタンが並び、右端にはWindowsやアプリの動作状況を示すアイコンが並ぶ。
◆中央の左寄りにWindows11の機能を呼び出すボタン5つ並び、右寄りには作業中のアプリや動作中で操作していないアイコンが並ぶ。タスクバーの右端のアイコンをクリックすると「クイック設定」が表示される。
◆タスクバーにある「スタート」ボタンをクリックすると「スタートメニュー」が表示され、「ピン留め」されているアプリや最近使ったファイルが表示される。この中の「すべてのアプリ」をクリックすると、WIndows10と同じ全アプリの表示が現れる。
◆アプリアイコンを右クリックして「ピン留め」や「タスクバーにピン留め」にすることができる。
◆パソコンの遮断は「スタート」ボタンで表示される「スタートメニュー」の右下に表示される「電源」ボタンをクリックするか、「スタート」ボタンを右クリックして「シャットダウン」を選んでも良い。

（2）タスクバーから各種の機能を使う。

◆「タスクバー」には、「スタート」ボタンの右に「検索」「タスクビュー」「ウイジェット」「チャット」ボタンが並ぶ。
◆「検索」ボタンを押すとWindows10と同じ検索画面が現れる。語句を入力すると検索結果が表示される。
◆「タスクビュー」もWindows10と同様の機能であり、クリックすると開いているウインドウが並んで表示され、表示を切り替えることができる。ウインドウを右クリックして、「移動先」をクリックすると新しいデスクトップを選ぶこともできる。
◆Windows11では、「スナップ」機能が改良された。ウインドウの右上に表示される「最大化/元のサイズに戻す」にマウスを乗せると4種類の配置を選することができる。その境界をドラッグすれば大きさは自由に変えられる。
◆「ウイジェット」を押すと、天気予報など様々な情報が表示され、下方には、最近のニュース記事（トピックス）が表示される。
◆「ウイジェットを追加」ボタンで開く設定画面から、自分好みの情報を設定することも可能。
◆「チャット」ボタンをクリックすると、「Teams」アプリによる新規のチャットや会議の開始、連絡先の選択などが行える画面が表示される。外部からチャットの投稿や会議の招集が着信すると通知が表示され、チャットへの返信や会議の参加/辞退ができる。会議の招待する時には、「会議のリンクのコピー」も可能である。
◆タスクバーにある「エクスプローラー」ボタンをクリックすると、「クイックアクセス」画面が表示され、左側にナビゲーションバー、中央によく使用するフォルダー、最近使用したファイルが表示される。フォルダーを右クリックして、削除やピン留め、ファ

◆エクスプローラーの上部には「ツールバー」が表示され、「切り取り」「コピー」「共有」「削除」など、よく使う機能が並ぶ。
◆上記の「表示」で表示形式の選択でき、「並び替え」でフォルダーやファイルの並び替えができる。
◆パソコン内のファイルは左のナビゲーションバーに表示されているＵSBメモリーにドラッグすればコピーや移動が可能。
◆デスクトップにある「ゴミ箱」をクリックして「ゴミ箱を空にする」にしたり、フォルダーやファイルを元に戻すことができる。
◆エクスプローラーにある「OneDrive」はWindows10と同様に使うことができる。

（3）エクスプローラーでファイルを整理する

◆タスクバーにあるエクスプローラーのアイコンをクリックして開く。
◆エクスプローラーを開くと、最初は「クイックアクセス」が開き、ここには、「よく使用するフォルダー」と「最近使用したファイル」が並ぶ。アクセスからフォルダーやファイルを削除することも「ピン留め」したり、解除することもできる。
◆エクスプローラーのツ－ルバーには、よく使う機能のボタンが並ぶ。使用できないボタンは薄く表示される。
◆ツ－ルバーの「表示」をクリックすると、表示形式を変更できる。また、右下にも切り替えボタンがある。
◆ツ－ルバーの「並び替え」をクリックして、メニューから選んで並び順をを変更できる。「その他」ではさらに選択肢が増える
◆「USBドライブ」にファイルをコピーする場合、ファイルをナビゲーションに表示されたUSBメモリーにドラッグすれば良い。
◆ツールバーで操作する場合、元のフォルダーでファイルを選び、「切り取り」または「コピー」をクリックし、コピー/移動先のフォルダーに切り替えて「貼り付け」をクリックする。
◆「ゴミ箱」に、は削除したファイルが保存されており、ゴミ箱を空にしたり、元の場所に戻すことができる。
◆エクスプローラーの「One Drive」フォルダーは、同名のクラウドサービスと連動する。小さなマークは連携状態を示す。
◆クラウドのOneDriveで保存できるデータ量は5GBまで無料（Microsoft 365の場合は1TBまで無料）。タスクバーにある「One Drive」の設定の「アカウント」タブで保存量を確認できる。