6月PC基礎講座

１．何でも相談

（1）特に質問はなかった。

２．シームレス時代の外付けクラウドストレージ活用

（１）第1回　OneDriveの同期機能を活用する

ⅰ)クラウドストレージにデータを保存する利点は、①外出先で別のパソコンからデータを利用できる、②常にすべてのデバイスで最新のデータを利用できる、③パソコンが壊れてもデータは失われない、④データは共有できるほか、1つのファイルを共同で編集することが可能。
ⅱ）クラウドストレージとして①OneDrive(マイクロソフト)、②Googleドライブ（グーグル）、③iCloudドライブ（アップル）、④Dropbox（ドロップボックス）、⑤Amazon Drive（アマゾン）が知られている。
ⅲ）OneDriveはWindowsに統合されており、ローカルドライブのようにエクスプローラーからデータをアクセスできる。
ⅳ）Windowsでは「デスクトップ」「ドキュメント」「ピクチャー」フォルダーのデータをOne Driveにバックアップして同期が可能。
ⅴ）バックアップを手動で設定するには、タスクバーの通知領域にある「OneDrive」アイコン→「ヘルプと設定」→「設定」→「バックアップ」タブ→「バックアップ管理」でバックアップ開始や停止もできる。
ⅵ）パソコンの空き容量を増やすためには、OneDriveにあるファイルを右クリックして「空き領域を増やす」をクリックすればよい。また、OneDriveの空き容量を減らすためには、「このデバイス上に常に保持する」を選択すればよい。

（２）第2回　Onedriveの共有機能を活用する

ⅰ）OneDriveはWindowsパソコンだけでなく、スマホやタブレットからもアクセスが可能で、画像や動画、ExcelなどOfficeの閲覧や編集ができる。
ⅱ)スマホやタブレット用の専用のアプリがある。iOS向けは「App　Store」から、Android向けは「Google Play」から入手。
ⅲ）スマホのデータをOneDriveにアップするには、アップしたいフォルダーを開き、上部にある「+」ボタンをタップし、開いたメニューの中にある「アップロード」をタップする。写真とビデオなら「写真のビデオ」を、それ以外なら「参照」をタップし。ファイルを選択し、上部の「完了」ボタンをタップする。
ⅳ）OneDrive上のファイルやフォルダーは共有できる。エクスプローラーでファイルあるいはフォルダーを右クリックして「共有」を選択する。「リンクのコピー」をクリックして、リンクURLを知人に連絡すればよい。
ⅴ）上記の「共有」画面で「リンクを知っていれば…」をクリックすると、特定ユーザー、編集許可、有効期限、パスワードを設定することができる。
ⅵ）OneDriveにあるOfficeファイルを、上記と同様に「共有」をクリックして複数人と共有することが可能。ファイル作成者がMicrosoft 365の契約者であれば、同時に編集も可能である。
ⅶ）機密性の高いファイルは「Vault」フォルダーに保存する。アクセスには２段階認証が必要で、無料版の場合ファイルは3つしか保存できない。

（３）第3回　Googleドライブの基本

ⅰ) Googleドライブは、Googleアカウントがあれば15GBまで無料。Webブラウザーで開くとフォルダーやファイルがWindowsのエクスプローラーに近い形で表示される。
ⅱ）GoogleドライブもOneDriveと同様に複数のデバイス間のデータの同期ができるだけではなく、パソコンやスマホのデータをGoogleドライブに保存し、ほかのユーザーにURLリンクや招待メールを送って共有もできる。
ⅲ）Googleドライブの保存容量にはGmailとGoogleフォトも含まれる。使い切るとGmailの送受信やGoogleフォトのデータ保存ができなくなるので注意が必要。個人向けの有料プランもあり、ベーシックプランのの100GBで250\/月がある。
ⅳ）Chromeを起動しWebブラウザの上部にあるメニューから「アプリ」を選択し、Googleドライブのアイコンを選択すればよい
ⅴ）ChromeでGoogleドライブにアクセスするとメイン画面が開く。左端のメニューにある「マイドライブ」をクリックすると、Googleドライブ内のフオルダーやファイルが中央に表示される。空き容量もこの画面で確認でき、有料プランも表示される
ⅵ）ファイルをアップロードするには、メイン画面で「+」ボタンをクリックし、アップロードができる。ダウンロードをする時はファイルを右クリックして「ダウンロード」を選べばよい。
ⅶ）Windowsの場合、ファイルはダウンロードフォルダーに保存されるが、保存場所を変更する場合はChromeの「設定」で「ダウンロード」から変更することができる。
ⅶ）メイン画面の「新規」→「フォルダー」でフォルダーを新しく作成ことができる。また、パソコンのドライブから直接ファイルをドラッグしてアップロードすることが可能である。
ⅷ）メイン画面の検索窓にキーワードを入力するとファイルを検索できる。左に表示されるファイル形式の利用も便利である。
ⅸ）GoogleのWeサイトからパソコン版「Googleドライブ」アプリをインストールすると、エクスプローラーにGoogleドライブが表示され、以降、エクスプローラーからGoogleドライブにアクセスできるようになる。

（４）第4回　Google ドライブを使いこなす

ⅰ)Googleが配布している無料アプリ「パソコン版Googleドライブ」を使用すれば、パソコンとGoogleドライブのデータを同期できるようになる。
ⅱ）タスクバーの通知領域にあるGoogleドライブのアイコンをクリックし、表示された画面の右上にある歯車アイコンをクリック。開いたメニューの「設定」をクリックすると、Googleドライブの設定画面が開く。
ⅲ）パソコン版Googleドライブをインストールすると、「ファイルのストリーミング」「ファイルのミラーリング」の2種類の同期が可能になる（図1)。前者の場合、データはGoogleドライブにのみ保存され、後者はGoogleドライブのデータが全て手元のパソコンにも保存される。
ⅴ）初期設定ではストリーミングが設定されているが、ミラーリングを設定するには、Googleドライブの設定画面の左にある「Googleドライブ」をクリック、表示されるメニューの中から「ファイルをミラーリングする」を選択する。マイドライブと同期する場所を確認くださいの画面で「場所を確認」ボタンを押して、次の画面で「保存」をクリックする。必要に応じて再起動する。
ⅵ）特定のフォルダーをGoogleドライブに同期させるには、Googleドライブの設定画面で「マイコンピュータ」を選択、右下の「フォルダを追加」をクリック、Googleドライブと同期するフォルダーを選択して「フォルダーの選択」をクリックする。
ⅶ）同期フォルダーには別のバソコンからもアクセスでき、同期させたフォルダーを、別のパソコンのエクスプローラーからアクセスする。Webブラウザー経由の場合は、Googleドライブを開き、左にあるメニューの「パソコン」を選択、「マイコンピュータ」をクリックして開く。
ⅷ）同ーアカウントでログインしていれば別のパソコンからもアクセス可能。Googleドライブを開き、「その他のパソコン」をクリックして開き、「マイコンピュータ」をクリックして開くと同期フォルダーにアクセスできる
ⅸ）特定の人とフォルダーやファイルを共有するには、WebブラウザーでGoogleドライブにアクセスする。共有したいフオルダーまたはファイルを選択して右クリックしてメニューを開き、「共有」をクリックする。あとはOneDriveと同様である。
ⅹ）スマホのデータをGoogleドライブにアップロードするには、AndroidスマホではGoogleドライブアプリのアイコンを。タップし、「＋」ポタンをタップ、開いたメニューで「アップロード」をタップ、アップロードしたいファイルをタップすればよい。

（５）第5回　Amazonのクラウドストレージを活用する

ⅰ)通販大手サイトのアマゾンも「AmazonDrive （アマゾンドライブ）」と「AmazonPhotos （アマゾンフォト）」という2 種類のクラウドストレージサービスを提供している。Amazonアカウントがあれば2つ合わせて、無料で5GBまで利用可能。
ⅱ)Amazon Photos はAmazon Drive の内部に設けられた写真・動画保存専用スペース。これに対して、Amazon Driveは画像、動画、オフイス文書など、あらゆる形式のファイルを保存できる。
ⅲ）Amazon Photosの優れた機能は、保存する解像度に関係なくRAWファイルも保存できるほか、アルバムの作成、画像検索など管理機能も充実している。プライム会員は、写真だけは5GB容量制限に関係なく、何枚でも保存できる。
ⅳ)AmazonのWebサイトにアクセし、「アカウント＆リスト」→「お客様のAmazon Drive」をクリックし、使用可能となる。
ⅴ）パソコン用アプリとしてAmazon Photosがあり、Amazon Diveのバックアップ設定など行なえる。
ⅵ）スマホ用アプリは、iOS用、Android用ともに「AmazonDrive」と「AmazonPhotos」の2種類がある。前者はAmazonDriveのデータ操作が、後者はスマホ内の写真をAmazonPhotosにバックアップすることなどができる。
ⅶ）後からバックップするフォルダーの追加、変更する場合は、パソコン用アプリ「Amazon Photos」のバックアップメニューから設定できる。「ピクチャー」、「ビデオ」フォルダ-はパソコン用アプリ「Amazon Photos」のインストール過程で設定される。
ⅷ）Amazonドライブのフォルダーとパソコンのフォルダーを同期させるには、パソコン用アプリ「Amazon Photos」のトップ画面左下の「設定」をクリックして「同期」タブの「同期化の有効化」を選択して、アマゾンフォルダーにあるフォルダーを選択すればよい。
ⅸ）プライム会員であればAmazon Photosに無劣化で無制限に写真を保存できるうえ、最大5人まで招待できる「ファミリーフォルダー」も利用できる。ファミリーフォルダーに招待された人はプライム会員でなくても、Amazonのアカウントがあれば、プライム会員と同じ権利は与えられる。

（６）最終回　iCloudとDropboxを活用する

ⅰ)アップルのクラウドストレージサービス「iCloud」に含まれる「iCloudDrive」と「iCloud写真」を利用すれば、iPhoneやiPadとWindowsパソコンの間のデータの同期や共有ができる。
ⅱ)iPhoneやiPadなどのデータをWindowsパソコンで利用するには、「iCloudfor Windows」アプリをインストールする（Microsoft Storeから入手）。これを使えばWindowsパソコン側で作成した写真やデータもiCloud写真とiCloud Driveに保存できる。インストールが終了するとエキスプローラーにiCloud写真とiCloud Driveが出現し、ファイル操作が可能となる。
ⅲ）iCloud for Windowsを利用できるのは、アップル製デバイスを所有しているユーザーのみ。一方、iPhoneやiPadのユーザーなら5GBまで無料。容量が足りなくなった場合、有料プランも用意されている。
ⅳ）AndriodデバイスでiCloudのデータを利用したい場合は、Webブラウザー経由でアクセスする必要がある。Webブラウザーでファイルの閲覧以外にダウンロード/アップロードもでき、パソコンからのアップロードはドラックアンドドロップができる。
ⅴ）Dropboxは無料で使える容量が2GBと少ないが、操作が簡単なため人気がある。OneDriveやGoogleドライブのように各種デバイス間でのデータ同期や共有が可能で、仕事仲間などとのデータ共有もできる。
ⅵ）Dropboxは専用アカウントを作成しなくても、GoogleアカウントまたはAppleIDで利用できる。
ⅶ）WindowsパソコンでDropboxを利用する場合は、無料で配布されている「Dropbox」アプリをインストールする必要がある
ⅷ）無料プランは使える容量が少なく、同期できるデバイスも3台までなど制限が多い。個人向け有料プランは2TB利用できる「Plus」プランと、最大6人で2TBを共有できる「Family」プランがある。
ⅸ）WindowsパソコンでDropboxを利用する場合は、無料で配布されているDropbox」アプリをインストールする必要がある
ⅹ）アプリをインストールするとエクスプローラーにDropboxアイコンが出現し、以降はエクスプローラーからDropboxのデータにアクセスできるようになる。
?）Dropboxのデータは、Windowsのユーザーフォルダー内にあるDropboxフォルダーに保存され、同期される。
ⅹ）Dropboxには丸ごとフォルダーをバックアップ/同期する機能がある。
?）タスクバーの通知領域にあるDropboxアイコンをくりっくして、バックアップの設定が可能である。