第１部　題詠会　；　まとめ　岡本　寛　さん
　題詠課題は、撮影日時 2001年1月1日 午前7時20分 との説明のある「筑波山21世紀の初日の出」の写真。1月の題詠会らしいこの課題から何を発想し、どう詠み込むかに興味が持たれました。
　古くから信仰の対象となり、”紫峰”との雅称を持ち男体／女体の二つの頂を持つ双耳峰、「西の富士、東の筑波」と並び称されるこの山の日の出を多彩な言葉で綴った句や、新年の新たな思い、故郷の山に想いを馳せる句など、寄せられた15作品が名を伏せて配られ、各人が事前に2句を選句しました。
　例会では、岡本さんの名調子進行のもと、選句結果、選句理由、句の内容の紹介や感想などを述べ合い、和気藹々の題詠会となりました。3句で6割以上の票を集めた高得点句は次の作品でした。
  • 最高得点句…万葉も令和も眩し初筑波 　 　　　　　　　（高橋　秀信　さん）
  • 　同 上 　 　漆黒の山肌染めて初日の出　　 　　　　　 （長谷川　孝　さん）
  • 次得点句……初筑夫婦の距離の程良くて　　　　 　　　 （井出　英雄　さん）

題詠会結果

（題詠課題写真と題詠句）

  • 題詠課題

  • 題詠句一覧
第２部　作品紹介・合評
　1月例会には、晩秋～真冬、新年の風景や時事を作者ならではの断面で切り取り詠んだ一作品／一人、15作品が集まり、11名の出席者による鋭くも暖かい句評・感想交換が活発になされました。

例会作品


  • 細江　徹

  • 長谷川　孝

  • 薄　浩八

  • 井出　英雄

  • 志田　統一

  • 高橋　秀信

  • 岡本　寛

  • 近藤　哲啓

  • 河島　弘明

  • 飯田　宏

  • 今井　信一（うらなりややっと輝く師走風）

  • 山極　時生

  • 岸　敦夫

  • 大井　義信

  • 後藤　伸穂
第３部　新年会
　例会を終え、参加者一同での写真撮影に続いて「新年会」を行いました。会では、参加者それぞれの年頭の抱負や近況報告、「写真五七五」への思い、幼少期の思い出などなどに、美味しい料理や酒などを頂きながらの会話が弾み、味わい深い2024年の幕開けとなりました。
　　

  • 1月例会・新年会参加者（小平記念館）
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    • 題詠会高得点句作者へのお年玉(1)

    • 同　　左　(2)

    • 同　　左　(3)
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世話人代表　細江　徹　　　作成　後藤　伸穂

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