デジカメ撮影会

10月デジカメ撮影会を旅行会主催の「奥日光紅葉を巡るバスツアー」に参加する形で実施した。

当初の訪問先は明智平、中禅寺湖遊覧船(乗船)、竜頭の滝であったが、明智平ロープウェイが思ったより混雑していたため、明智平展望台をあきらめ、中禅寺湖散策に切り替えた。総勢14名(内デジカメクラブより10名)が1台のバスに乗車して目的地に向かった。

中禅寺湖は海抜高度1269m、日本屈指の高さにある周囲約25km、最大水深163mの湖。およそ2万年前に男体山の噴火による溶岩で渓谷がせき止められ、原形ができたといわれている。四季折々に美しい姿を見せることから、明治から昭和初期にかけては外国人の避暑地として賑わい、その美しい光景は、現代にも受け継がれている。また、中禅寺湖畔には、日光の開祖勝道上人が建立した中禅寺(立木観音)や英国大使館、イタリア大使館などの別荘記念公園がある。
　中禅寺や各国大使館別荘跡などを自由に散策した後、午後には遊覧船に乗って湖面から色付き始めた山々を眺めた。残念ながら濃霧のため一部視界が遮られたが、霧で覆われた湖面は神秘的でもあった。

クルージングを楽しんだ後に、奥日光三大名瀑の一つとされる竜頭の滝に向かった。竜頭の滝は、男体山の噴火によってできた溶岩の上を約210メートルにわたって流れ落ち、幅約10mほどの階段状の岩場を勢いよく流れる渓流瀑。滝つぼ近くが大きな岩によって二分され、その様子が竜の頭に似ていることからこの名がついたといわれている。滝つぼから滝口まで登りながら、紅葉に彩られた渓流を存分に楽しむことができた。

例年であれば紅葉真っ盛りの時期であるが、今年の暑さのせいか中禅寺湖付近の紅葉は未だし。竜頭の滝でやっと紅葉らしい紅葉に出会えたといえる。濃霧で視界が遮られた時間帯もあったが、好天に恵まれ、参加者は紅葉を堪能したものと確信する。帰り道、いろは坂の下りの車中は非常に静かであったことを付け加えておく。

奥日光撮影会にて各自が撮影した写真の一部を下記に順不同で掲載します。