2025年（令和 7年）10月料理教室

　今年の猛暑は長く10月始めまで大変暑かった。しかし、10月半ばから急激に気温が低下し、爽やかな秋を通り越して初冬の様相となってきた。ニュースによると、今年の10月の日照時間は例年よりかなり少ないとのことで、昨日まで曇りや雨の日が続いていた。しかし、今日は久しぶりに朝から青空が広がり、晩秋の日差しが降り注いでいる。気温も22℃と快適で爽やかな秋の気候といったところだ。
　さて、本日の10月例会は料理室に暖かな日差しが入り込む中での開催となった。参加者はやや少なめの10名で、2班構成で調理にチャレンジすることとした。
　いつも通り、世話人から連絡事項など伝達あり、その後に高橋先生からレシピの説明があった。

　 　　

本日の料理メニュー

• 手こねすしダ
• オニオンスライス・カレーツナマヨ和え
• 水ようかんン

1. 「手こねすし」は、本来はカツオを用いた漁師飯で、漁船の上で釣ったばかりのカツオをさばいて白米と混ぜ合わせて食べる簡単なお寿司のようだが、今回はカツオではなく、マグロを使って調理するとのこと。炊飯器で炊いた米に酢、砂糖、塩を混ぜた「合わせ酢」を回しかけて「すし飯」を作る。刺身用マグロは６ｍｍ厚さに切って、漬け汁（醤油とみりん）に15分ほど漬けておく。その後に、「すし飯」にマグロを漬けておいた「つけ汁」を加えてよく混ぜ、さらに漬けたマグロの半分ほどを加えてサックリと混ぜる。これを器に盛って、残りのマグロを載せ、その上にせん切りした「しょうが」と「青じそ」を振りかければ出来上がりである。
   　感じとして「マグロの漬け丼」イメージだが、ご飯にマグロの味わいがしっかり乗って、これに「しょうが」と「青じそ」の風味が混ざって大変美味しい「手こねすし」となった。
   
2. 「オニオンスライス・カレーツナマヨ和え」は、たまねぎを薄く切り、これにツナ缶を汁ごと加え、さらにカレー粉、マヨネーズを加えて混ぜ合わせれば出来上がり。非常に簡単な料理。カレー粉が味の全体を決めており、ツナとマヨネーズが薄切りしたたまねぎと合わさって味に深みを与えている。
   　なお、たまねぎの辛みを除きたいときは、薄切りしたたまねぎを水で揉むとよいとのこと。出来れば、新たまねぎの時期にこの料理を試したい。
   
3. 「水ようかん」は、鍋に水と「かんてん」を入れ十分に煮溶かしてから砂糖を加える。その後に「練り餡」を加えて一煮立ちさせ、粗熱を取って、流し箱に流し、冷やして固める。
   　固まった水ようかんを適当に切り分けて皿に盛って出来上がりである。
   　適度な甘さで美味しいデザートとなった。
   　ところで、「かんてん」はいったん固まると熱を加えても溶けない。一方、「ゼラチン」は温めると再び溶ける。この違いを理解して調理しないと失敗することがあるので要注意。
   　　 　　　　

世話人：並木慎一郎、志田統一