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創業石
昭和十四年、熊野神社の内外整備の際、約六百坪の外苑が設けられた。また昭和三十五年、日立製作所創業五十周年に際して再び整備が行われて現在に至っている。
この外苑の一角に「創業石」がある。一段高く土盛りされた垣石の上に、六噸半もある大きな御影石が置かれ、その中央に青銅の銘坂が嵌め込まれ、上掲写真のような碑文が彫されている。
この創業石は、日立製作所創業三十周年を記念し、小平創業社長の偉業をたたたえると共に、その恩顧に対し感謝の意を表するという趣旨で昭和十五年二月に建立されたものである。（中略）
創業石碑面には下記の如き碑文を高尾直三郎氏(元日立製作所相談役、当時の専務取締役)が揮毫され、また石の裏面にも高尾氏の筆による下記の銘が刻まれている。
（「日立製作所史蹟歴訪 高橋市蔵編｣より抜粋)
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